無線タイムコードシンクロに苦しむ
いやぁ、無線でタイムコードシンクロしようとしているんだけど、これがなかなか一筋縄にはいかんね。
Ultra Sync BLUEはZOOMのF2、F6、F8nにネイティブで対応していて、Bluetooth接続が簡単にできる。もちろん、ZOOM同士は完全にシンクロしてくれる。これは簡単。1台で4台まで同期してくれる。これで2万7千円。
でも、こいつでカメラに繋ごうと思うと、別にUltra Sync ONEなどの機器を購入しないとダメ。それが日本で購入すると5万円弱。カメラ一台につき一台必要になる。まぁ、ケーブルで分岐して複数に繋いでもいいけどね。アメリカから輸入すると4万円弱かな。
この製品のいいところは、ZOOM製品なら、録音したファイルにタイムコードが埋め込まれること。ただし、カメラを繋ごうと思うと急に値段が上がってしまう。
一方のTENTACLE SYNC Eは、ZOOM製品やカメラとケーブルで繋いで同期する製品。2個セットで日本では5万6千円くらいかな。アメリカから輸入で4万円くらい。
ケーブル接続なんだけど、マッチ箱サイズだから、まぁ、大して難しいことではない。タイムコード信号を音声トラックに入れて、後で専用アプリでタイムコードをファイルに埋め込むか、Premiereなどのプロジェクトファイルなどとして書き出してやる。
F6とF8nのようにタイムコード入力端子がある機械なら、ファイルにタイムコードが埋め込まれるよ。
専用アプリは、TENTACLE SYNC Eを購入すると無料で使えるので、自分で編集するなら問題なし。でも、編集が別の人の場合には、ちょっと難しいかも。
Ultra Sync BLUEのiPhoneアプリがズレるなぁ
Ultra Sync BLUEでカメラと繋ぐには、前述のように他の機器を買わないとダメなので、Ultra Sync BLUEに対応した高機能の動画撮影アプリを使ってみた。つまり、iPhoneとUltra Sync BLUEを同期して撮影することができるんだ。そこで、F2で声を録音しつつ、映像はiPhoneで撮影してみた。
ところが、ズレるぞ。1フレームずれるなら簡単に直せる。でも、数m秒ずれる。これじゃあ、タイムコードシンクロの意味がない。カチンコ合わせの方が簡単だし、正確だ。専用アプリを使えばオフセット(初期設定)でずらせるんだけど、10ミリ秒単位でしかずらせない。ダメだこりゃ。
ということで7万円近く投資しているのに、なかなかうまくできないな。
解決:問題はiPhoneアプリ側だった!
当初、音がダブって聞こえていて、これを一致させようと躍起になっていたんだけど、動画をよくみてみると、あれれ、iPhoneアプリの動画ファイルの後がズレているぞ。カメラマイクの音を消して、F2のTC同期された音を張り合わせると、おおお、ピッタリ! さすがプロ仕様!
iPhoneアプリ側でなぜ音がズレたのかは不明だけど、外部シンクロするとずれるのかもね。いずれにせよ、カメラの音は使わないので、いいけどね。